1日目 2日目(午前)  (午後)    3日目


二日目は午前中が「発心門(ほっしんもん)王子」から
「熊野本宮大社」を経て、「大斎原(おおゆのはら)」まで、
歩程約5時間です。
今日のガイドさんは小柄な白装束の女性、大きなホラ貝を持ってます
彼女は山伏の修行をした「修験者(しゅげんじゃ)」だそうです。

「発心門王子」
発心とは仏道に入り、修行への志を固めることを意味してるそうで、
すなわち、発心門とは聖域への入り口を意味しています。

熊野の穏やかな空気の中、はるか昔輿に乗った上皇や貴族が通った道を歩いていきます。

畑の周りには動物避けの金網が張り巡らされています、
ガイドさんによると一番怖いのはサルだそうです、
人が居ても平気だそうです(男と女を見分けます)


道はさほど険しい事は無く、登ったり降りたりを繰り返します。
木の根元にはウラジロの新芽がV字を形作っています。


苔もきれいな緑色、でもお天気が良いので少し乾いた感じです。

民家では、お茶の収穫期らしくゴザ?の上で手もみしたお茶の葉が干してあります。

見晴らしの良い所では幾重にも重なった山々
「果無(はてなし)山脈」と呼ばれています
稜線は奈良県境になっています。


途中で、ガイドさんが私たちに「プレゼントです!」と言いながらホラ貝を吹いてくれました、
「左手の上に見えない玉手箱をあげたのでそこに良い事を一杯入れて下さい!
そこにはいくらでも良いものが入りますからね!」という事でした。

確かに、幸不幸は心の持ちように左右されるのでしょう
辛い事や悲しい事は多いけど、発想の転換でプラスにして、
前向きに生きていくのが大事なことです

途中にある「水呑王子」の碑、「伏拝王子」の碑
王子では神仏習合の宗教儀式や法楽のための舞、相撲、和歌会などの
娯楽などが行われ熊野詣での中継点として広く利用されていたようです。

今はもう消えてしまった王子、このような碑が残るの王子、
祠の残っているものなど様々です。

見晴らし台からの熊野川を望む

はるか向こうに、これから行く「大斎原」(おおゆのはら)」
日本一高い大鳥居が見えています

古道の石畳

祓戸(はらいど)王子
ここは「熊野本宮大社」に詣でる前に旅のほこりを払ったといわれています。

季節的に花は少な目、杉やヒノキの人工林だし…ね
一番 目にして、気に入った花は「シライトソウ(白糸草)」ユリ科
15〜40 センチの花茎の先に白糸のような白い花が下から上へと咲いていきます

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