初夏の京都
2003年5月31日
大阪に暮らす息子と、初夏の一日を京都観光しました。
天気予報では、台風が直撃しそうな様子。

京都定期観光バス、Dコース「醍醐寺と宇治浪漫」行程
黄檗山万福寺 平等院鳳凰堂
三室戸寺 醍醐寺三宝院 勧修寺
☆黄檗山万福寺(おうばくさんまんぷくじ)
バスは9時40分、京都駅烏丸口を出発、参加人数は30名ほどで席の空きが若干ある。まだ雨は降っていません。
最初に参拝した、あまり聞きなれないこのお寺は、禅寺の一種で、典型的な中国明様式の禅寺配置になっています。

おなじみの左の像はこのお寺の本尊「弥勒菩薩」?・・・なんと中国では布袋さんと弥勒菩薩は同一だそうです。

法隆寺の弥勒菩薩像が思い浮かぶ日本人には違和感がありますが、いいお顔です。

若いお坊さんの説明によると、ここはお経も中国語で、中国にある万福寺へ毎年修行に行くのだそうですが、今年はSARSで中止になったそうです。
面白いもの発見!!

大きな木で出来た魚がぶら下がっています。

「かいぱん」と言い時を報ずる物で、「勝手にたたいてはいけない」と書いてあります。

お坊さん達がこの音にあわせて、修行しているのです。

☆平等院鳳凰堂(びょうどういんほうおうどう)
台風はどこに行ったのでしょう?日差しは暑い位です。

本日の目玉!!「平等院鳳凰堂」

1052年関白藤原頼道によって建てられ、現世に極楽浄土を出現させた荘厳な建物。

前にNHKのCGで見た鮮やかな色調が目に残っていたので、少しくすんで感じられます。
鳳凰堂の前の「阿字池」の睡蓮。

ピンクの花も見えます。

鳳凰堂と一体になった姿は、かっての王朝文化を彷彿とさせます。
平等院から少し歩くと、宇治川に出ます。

宇治川から、目に染みるような緑の山々が見渡せました。

かって、平家物語の「宇治川の先陣争い」や、源氏物語の「宇治十帖」の石碑があり、歴史の名残の色濃い眺めです。
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