7/24 午後 「フレペの滝 遊歩道」をガイドさんと歩きます。
「フレペの滝」は「乙女の涙」とも呼ばれ、羅臼岳の伏流水が
オホーツク海に流れ落ちている滝です。
先ほど船から眺めた滝を断崖の上から覗き込む事になります。
「フレペの滝」で見たエゾシカ
こちらをさほど気にしている風もなく草を食んでいます。
「フレペの滝 遊歩道」の草原は
ワラビとハンゴンソウ、キオンの、ほぼ3種のみの草が
生い茂っています。
なぜ??
この3種の草はエゾシカが食べない草なのです。
所々に芝刈り機で刈ったようにきれいな部分が有ります
そこにはシカの好きな草が生えていたのでしょう
冷涼な知床では、まだワラビも食べごろのものも見かけます。
でも、世界自然遺産のここでは採る事は出来ません。
ネイチャーガイドさんが言います「環境省の人に言うんです。
春にワラビを採って、ついでにハンゴンソウなどを抜く日を設けましょうって
でも、笑ってとりあってくれません。」って
日々現場を歩き、危機感を持った人の言葉は重いです。
手を加えないことが環境保護なの?
増えすぎたシカ、偏った植生をどうすれば良いの?
一面の草原を歩きながら考えます。
草丈が高い場所を歩く時、ガイドさんの顔は真剣です
熊の気配に気を配っているのです
知床連山がきれいです
唯一見かけた花 ナミキソウの青い花
ウトロ温泉泊